放射能 白血病

放射能の白血病への影響

放射能の白血病への影響が気になるところですが、明確なことはオープンにされていません。しかし、東海村の事故では密かに茨城県で白血病患者が増えたなど関連性は疑われます。

 

まずは、白血病がどのような病気で、原因が今一つ分かっていないということを理解して頂ければと思います。
一般的な白血病についての解説は下記に記述します。

 

白血病について

白血病は、血液中の細胞がガン化した状態です。血液中の細胞の多くがガン化し、正常な細胞が少なくなることで貧血症状や免疫力の低下、出血しやすくなるなどの症状があらわれます。

 

他のガンと同様に、白血病になる原因やなぜガン化するのかについては詳しくわかっていません。日常生活における様々な刺激が遺伝子異常を起こし、偶然にもガン化した細胞が排除されずに残り、異常増殖することで引き起ります。ただ、慢性の白血病ではBCR-ABL1遺伝子が作るチロシンキナーゼ活性が原因のひとつとなることがわかっています。

 

白血病と一言で言っても、骨髄性とリンパ性に分類され、さらに急性と慢性に分かれ、それぞれ特徴が異なります。赤血球や白血球、血小板になる前の細胞がガン化したのが骨髄性、リンパ球になる予定だった細胞がガン化したのがリンパ性と分類されます。

 

急性の白血病では、ガン化した細胞が分化・成熟機能を持つことはなく、増殖能があるため、正常な機能を発揮できない細胞が急激に血液中に増殖します。一方、慢性の白血病では、未成熟な細胞の増殖は緩やかで、正常な血液細胞への分化能も保たれています。

 

慢性白血病では、急性に比べると症状が軽いことが多いですが、進行すると急性に転化し、急性白血病と同じような症状があらわれるようになります。

 

白血病は子供から高齢者まで幅広い年代で、発症する疾患です。慢性白血病よりも急性白血病の発症率が高く、その割合は約4:1と言われています。成人では骨髄性が多くみられますが、子供ではリンパ性の白血病の発症率が高くなります。

 

白血病の治療では、寛解を目標として治療を行います。寛解とは、血液や骨髄から白血病細胞がなくなり、症状も出なくなる状態のことを言います。急性白血病の治療では、化学療法や造血幹細胞の移植が行われます。

 

第一の治療法は化学療法となります。化学療法では抗ガン剤を使用しますが、薬の影響で白血球の減少を起こし、感染しやすくなるため、感染予防のためクリーンルームで投与が行われます。化学療法により寛解状態となると、年齢や体調を考慮しながら造血幹細胞移植が行われる場合があります。

 

造血幹細胞移植は正常な造血細胞を移植して、造血機能の回復をはかる治療法です。急性白血病ではこれらの治療法により寛解を目指します。慢性白血病では、急性転化しないよう治療を行っていきます。慢性白血病の原因となっている遺伝子を標的とした治療薬が第一選択薬として使用されます。

 

白血病の治療はまだ副作用が強く長期にわたることも多いですが、新しい治療薬、治療法により治療の選択肢が広がってきています。